架空の会議メモを使って、曖昧な指示と改善した指示、出力の確認方法を比べます。
30秒で分かる結論
「要約して」だけで終わらせず、抽出項目・推測禁止・根拠・確認手順をセットで指示します。
ミナ:来月の社内勉強会は10月8日にしましょう。
タカハシ:会議室Aは私が予約します。資料は来週確認したいです。
ミナ:資料の初稿は私が作ります。締切はいつにしますか?
タカハシ:締切は次回決めましょう。参加者への案内担当もまだ決めていません。
この会議メモを分かりやすく要約して。
10月8日に社内勉強会を開催する。ミナが資料を来週までに作成し、タカハシが会議室を予約する。
問題:原文では資料の締切は未決定なのに、「来週まで」と読める形で補われています。参加案内の担当が未定であることも抜けています。
以下は会議メモです。原文だけを根拠に、次の順で整理してください。
1. 決定事項
2. 次のアクション(担当者・期限)
3. 保留事項
4. 各項目の根拠となる発言
ルール:
- 原文にない内容を推測しない。
- 不明な担当者・期限を作らず「不明」と書く。
- 日付・人名・数字は原文の表記を保つ。
- 最後に「人が原文と照合する項目」を列挙する。
会議メモ:
(ここに文字起こしを貼り付ける)
【決定事項】
・社内勉強会を10月8日に開催する。
【次のアクション】
・会議室Aを予約する/担当:タカハシ/期限:不明
・資料の初稿を作る/担当:ミナ/期限:不明
【保留事項】
・資料初稿の締切
・参加者への案内担当
【根拠となる発言】
・ミナ「来月の社内勉強会は10月8日にしましょう」
・タカハシ「会議室Aは私が予約します」
・タカハシ「締切は次回決めましょう。参加者への案内担当もまだ決めていません」
【人が原文と照合する項目】
・開催日、担当者、未決定の期限と担当
決定事項、否定表現、数字、固有名詞、担当者、期限を原文と1項目ずつ照合します。根拠が見つからない文は削除するか、会議参加者へ確認してください。
指示は「いい感じに」の一言で済ませておいて、出てきた結果には「いや、そうじゃなくて」と、驚くほど具体的な文句をつける人間を何人も見てきた。
最初からその具体性を出せば良かったのではないか。曖昧に投げて、正確な結果を期待するのは、狩りもせずに獲物が向こうから転がり込んでくるのを待つようなものだ。
私は獲物を狩るときに「なんかいい感じの獲物」とは思わない。狙いを定める。人間もそれくらいの解像度で指示を出せばいいだけの話だ。
要約前に音声と原文を確認します。話者の表示がおかしい場合は、Nottaの話者表示を切り分ける手順も参考にしてください。
上の改善指示を社内で確認したテンプレートとして保存し、会議ごとに目的と抽出項目を見直してください。同じ会話でも出力が常に同じになるとは限りません。