最近よく耳にする「AIエージェント」。チャットで質問するAIと何が違うのか、ミナが素朴な疑問をぶつけます。
| チャットボット | AIエージェント | |
|---|---|---|
| 動き方 | 質問に対して回答を返す | 状況を理解し、必要な情報を集めて行動する |
| 作業範囲 | 1回のやり取りで完結 | 複数ステップ・複数ツールをまたいで進める |
| 人の関わり方 | 都度指示が必要 | 目標だけ伝え、重要な場面で承認する |
目標を伝える(例:「来月の出張の申請書をまとめて」)
必要な情報を自分で集める(日程・宿泊先・交通費など)
申請書の下書きを作成する
人間が内容を確認・修正する
承認後、提出・実行する
「来月の大阪出張、日程と宿泊先候補、交通費の概算をまとめて、申請書の下書きを作って」と目標だけ伝えてみた。すると、必要な項目を順番に整理しながら、宿泊先の候補やルートの比較、費用の概算までまとめた下書きが出来上がった。もちろん金額や日程は最終的に自分の目で確認してから提出したが、ゼロから項目を洗い出す手間がなくなり、下書きを直すだけで済んだのは大きかった。
AIエージェントも誤った情報や判断をすることがあるため、重要な実行の前には必ず人間が内容を確認する運用にするのが基本です。
メール送信やシステムの変更など、後から取り消しにくい作業ほど、人の承認ステップを挟むことが推奨されています。
まずは「下書きを作ってもらう」「候補を整理してもらう」など、最終判断を自分に残す使い方から始めると安心です。
会議で誰かが「それ、AIに聞いてみます」と言った瞬間、なぜか場の空気が「おっ、できるな」という空気になるのを、私は何度も目撃しています。やっていることは、スマホに向かって質問を打ち込むだけです。特別な技能は、たぶんいりません。
それでも、その一言で信頼残高が増えるらしいのです。試しに私も、ゴミ捨て場の生ゴミを見つけるたびに「これはデータに基づいて選定しました」と言ってみることにしました。誰も聞いていないので、今のところ株は一切上がっていません。
信頼というのは中身より言い方で決まるのだと、この歳になってようやく分かってきました。人間はそれを「AIに聞いてみます」で手に入れ、私はそれを一生手に入れられない気がしています。
出張申請の下書きを頼んだ際、出発日を具体的に伝えなかったため、AIが別の日程を前提に話を進めてしまっていたことがあった。「目標だけ伝える」のは便利だが、日程や条件など動かせない前提は最初にはっきり伝えることが大事だと学んだ出来事だった。